田植え中に急に植え付け部が動かなくなった経験はありませんか?親戚やお手伝いの方々も集まっている中で苗も準備万端。でも機械が動かない。焦りますよね。
今回は急に田植機の植え付け部が動かなくなった時(走行はするが植付できない時)の、自分でできるチェックポイントを紹介していきます。
この記事は書きかけ記事です。完成まで今しばらくお待ちください。
苗タンク(折畳み式)が正しく展開・固定されているか(7,8,10条)

7条、8条、10条の田植機の場合、苗タンクを折り畳んで収納することができます。
機種によっては正しく広げて固定されていないと、安全対策として植え付け開始ボタンを押しても、植え付けクラッチが入らず、植え付け部が動かないようになっている機種があります。
機種にもよりますが、正しい位置に固定部が入っていることを確認します。

上記の写真は、苗タンクが隙間なくしっかり固定されています。このように苗タンクを裏から見ると隙間ができているかどうか分かりやすいので、苗タンクを広げる際は裏側から確認してみましょう。
株間切替レバーが正しく入っているか?

一番よく起こるトラブルがこちらです。株間切り替えレバーの変更がうまくできていなかったり、何らかの衝撃により抜けてしまい、動力が作業機(植え付け部)側に伝達されなくなり、結果として植え付け部が動かなくなります。
株間切り替えレバーとは、田植機が植え付け走行する際に、植込ロータリ―を回転させる速度を調整するレバーです。植込ロータリ―の回転速度を変更することで、苗を植えていくタテ間隔を変更します。

田植えする品種(コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ…etc)が変わり、60株植、50株植、45株植などを変更した際に、株間切替レバーが正規の位置にしっかり入っていないと発生します。

苗レール上に詰まった異物を除去した後や、主変速を勢いよく変えてしまった後など、何らかの衝撃でこの株間切替レバーが抜けてしまう場合もありますので確認して下さい。
植込管・苗タンク・苗レールの隙間に、石など異物が無いか?

田植えをしていると、水田面のドロを多少かき上げてしまいます。そのドロの中に小石やゴミ、その他の異物が混じってしまい、それが田植機の苗レール上に乗ってしまうと、苗を欠き取る際に植込管(苗を植付けするクランク)と苗レールの間に挟まってしまい、植付部の回転を止めてしまうことがあります。
また、マット苗を使用する場合は、播種や育苗、苗箱運搬中などの前工程で、苗の中に小石や異物が混じり、それが挟まってしまう事もあります。
この場合は、無理に回転させようとせず、一度エンジンを止めて植え込みクランクをゆっくり逆回転させて隙間を作り、小石や異物を除去するようにしてください。
あぜぎわ停止クラッチがONになっていないか?
あぜぎわ停止クラッチが切れていないか確認します。
横送り切り替えレバーが抜けてないか
深い田んぼなどで、植え付け作業部の裏面にドロを引っぱった場合に、横送り切り替えレバーを意図せず押し込んでしまう事があります。